「コンカフェといえばシャンパン」というイメージ、ありませんか?
ためしにgoogleで「コンカフェ イメージ」で検索したら、メイドカフェとコンカフェの違いをイラストで紹介している記事を見つけました。
象徴的にシャンパンボトルが描かれています。
引用元:HARAJUKU POP WEB イラスト:江崎びす子さん
それだけコンカフェには欠かせないアイテムなのですが、当店はそのシャンパン売上を全く狙っていません。たぶん珍しいコンカフェ。
シャンパンを重視しない理由
当店でも最初は盲目的にシャンパンを置いて、売れたらワーイと喜んでいたんですが、ある時から方針転換しました。冷静に考えると、あんまいらないんじゃないかなと。
そう思ったのにはいくつか理由があります。
酔いすぎる
こちらの記事にも書きましたが、シャンパンはわりとアルコール度数も高く量も多いので、キャストが酔いすぎます。あまり酔いすぎるとまともな接客ができず、結果的に満足度を下げることがあります。高額な分、相対的に不満も大きくなってしまいがち。
冷やしておくスペースがもったいない
これはささいな理由ですが、冷やしておかないといけないシャンパンは場所に対するコストが高い。同じ理由で当店は日本酒もおいてません。特にシャンパンはたまにしか使わないので、さらに割に合わない気がします。だったら毎日売れるビールや食材に場所を使いたい。
ハッピーの総数が多いほうがいい
一番の理由がこれなんですが、シャンパンって高額な分、一番高いシャンパン入れた人だけが優勝でその他大勢の敗者みたいな構図になりがちじゃないですか(考えすぎ?)
この構図、嫌いなんですよね。当店はみんな優勝やす子スタイル。
やす子オリンピック
生きてるだけで偉いので皆
優勝でーす😄😄😄😄👏👏👏👏✨✨✨— やす子 (@yasuko_sma) August 2, 2024
そもそも勝ち負けがいらない。勝った人だけ幸せでプラス1、負けた人は悲しくてマイナス1。合計プラマイゼロで世の中にハッピーの総数が増えてないから無駄。
”誰が勝とうが負けようが店は儲かるからハッピー+1”とも考えられますが、うちは普段使いの通えるコンカフェを目指しているので、一撃必殺の売上は狙いません。
それより誰も悲しい思いをしない店づくりをして来店頻度が上がって長くいてくれたほうが嬉しいので、シャンパンを売る努力を放棄しました。
うちでシャンパンいれても、たいして良いことはない。
そうした経緯でシャンパン売上を狙っていないので、うちでシャンパンをいれてもたいして良いことは起こりません。
コールもないし、開栓動画も撮れないし、さして特別扱いもされません。前述の記事の通りキャストは2杯までしか飲みません。
つまり逆に言うと、うちでシャンパン入れる人って純粋にキャストを喜ばせたいという男気だけでやってるということになるので、逆にかっこよくないですか?
まとめ
というわけで当店では、お客さんの満足度を下げないためにシャンパン売上を放棄しました。
とはいえ、メニューにはシャンパンがありますしキャストの誕生日にオリシャンを作ることもあります。店としては狙ってないけど、お祝いの場の雰囲気は盛り上がるしキャストは喜んでると思います。
(ただ過剰に優遇されはしないということだけ念頭においたうえで)楽しくご利用ください🥂